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ヴァイオリンのフラジオレット

左手の指でどこも押さえない状態の弦を

開放弦(かいほうげん)といいます。


通常は4つのそれぞれの弦が「ソ」「レ」「ラ」「ミ」になるように調弦します。

自然的フラジオレット



開放弦のちょうど2分の1のながさのところを、左手の指で軽くふれたまま弾くと開放弦の1オクターブ上の音が出ます。


指を下までおさえる普通のやりかたではなく、ふれるだけで口笛のような音がでます。


自然的フラジオレット、自然フラジオレットなどと呼ばれます。 


開放弦の3分の1、4分の1、5分の1などの長さのところでも指でかるくふれることで、自然的フラジオレットが演奏できます。

 


4番線だけで

開放弦、2分の1の自然的フラジオレット、3分の1の自然的フラジオレット等と弾くと、


下の譜例のような音を演奏することができます。

金管楽器の倍音と同じ感じです。

技巧的フラジオレット



開放弦をつかわないで、


1つめの指で弦を下まで押さえて、


2つめの指をふれるだけにすると


技巧的フラジオレットと呼ばれる奏法ができます。



人工フラジオレットなどとも呼ばれます。


楽譜の見た目と実際に出る音が違います。

実際に出る音の高さ↓