左手の指でどこも押さえない状態の弦を
開放弦(かいほうげん)といいます。
通常は4つのそれぞれの弦が「ソ」「レ」「ラ」「ミ」になるように調弦します。
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自然的フラジオレット
開放弦のちょうど2分の1のながさのところを、左手の指で軽くふれたまま弾くと開放弦の1オクターブ上の音が出ます。
指を下までおさえる普通のやりかたではなく、ふれるだけで口笛のような音がでます。
自然的フラジオレット、自然フラジオレットなどと呼ばれます。
開放弦の3分の1、4分の1、5分の1などの長さのところでも指でかるくふれることで、自然的フラジオレットが演奏できます。
4番線だけで
開放弦、2分の1の自然的フラジオレット、3分の1の自然的フラジオレット等と弾くと、
下の譜例のような音を演奏することができます。
金管楽器の倍音と同じ感じです。
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技巧的フラジオレット
開放弦をつかわないで、
1つめの指で弦を下まで押さえて、
2つめの指をふれるだけにすると
技巧的フラジオレットと呼ばれる奏法ができます。
人工フラジオレットなどとも呼ばれます。
楽譜の見た目と実際に出る音が違います。
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実際に出る音の高さ↓
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=457x10000:format=jpg/path/s37d8631912263cd8/image/ic5c72aa95a488b7b/version/1590054105/image.jpg)